ShigeRokuBlog

アニメ・マンガ・映画――ポップカルチャー全般を語る日記。

国立新美術館「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展」 20代の“オタク”は行くべし

『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展』に行ってきました。1989年から現在までの25年間までの作品を扱うということで、90年生まれの筆者にとっては原体験な作品ばかり。懐かしさが全開な展示会でした。

まず良かったのが、予想以上に「ボリューム」があって見応えたっぷりの展示だったこと。どの作品すべてに解説文がついてるし、実際にゲームをプレイできたり、関連資料も充実していた。
アニオタ的には「板野サーカス」で知られる板野一郎の『マクロスプラス』の展示が良かった。けっこうスペースも広めで、100を超えるカットがズラっと並んでいるのは圧巻だった。

今回の展示会を見て、「自分が育ってきた時代」と「自分を形づくっているもの」を再確認できた。幼稚園時代は「ポケモン」に熱中し、小学生のときは「ゼルダの伝説」「バイオハザード」「FF7」にハマり、中学生のときは「鋼の錬金術」「どうぶつの森」、高校時代は「涼宮ハルヒの憂鬱」「グレンラガンFate/stay night」などなど。

これまでは自分は「オタク」だけどなんとなく「アイデンティティ」が薄いように感じていた。古参のオタクだと「ヤマト」世代、少し下に「マクロス世代」、そして「エヴァ世代」などがあるけど、90年生まれだとそういうのが無い。「ネット世代」と一括りにされがちでそれもなんだか腑に落ちない。

でもこの展示で自分の原体験を再確認できた。ちょっとだけ「オタク」として胸を張れるようになった気がする。