ShigeRokuBlog

アニメ・マンガ・映画――ポップカルチャー全般を語る日記。

『グッドフェローズ』を観た

 

グッドフェローズ [Blu-ray]

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レンタルにて『グッドフェローズ』を視聴。アニメ演出家・梅津泰臣が『A KITE』をつくるときに本作に影響を受けたらしく、興味を持って観た。

本作はジャンル的には「ギャングもの」で、マフィアの盛衰が描かれる。「ギャングもの」と言っても、ド派手に抗争を描いたり、ドラマチックに仲間の死を悼んだりとかはせずに、リアル路線で淡々とドラマが描かれていった。このカラッとした感じに『A KITE』や『MEZZO -メゾ-』っぽいなと思った。

序盤でトミーが「仲間を裏切るな」と言ってるあたりから本作は“仲間大事系”の映画かと思っていたが、全然そんなことなかった。ラストであっさりヘンリーは仲間を売るのである。オチもカラッとした感じで終わる。「ギャング映画」としてはシャレな作品だと思った。

BGMが全編に渡って実在のロックバンドの楽曲が使われていた。シリアスな殺人シーンなのに陽気なロックが流れたりしていて、そのギャップが面白かった。エンディングのシド・ヴィシャスの「MY WAY」もシャレてる。

あと少年時代のヘンリーの髪型が、今の自分の髪型と同じで親近感湧いた。