ShigeRokuBlog

アニメ・マンガ・映画――ポップカルチャー全般を語る日記。

『ドライヴ』を観た

 

ドライヴ [Blu-ray]

ドライヴ [Blu-ray]

 

 2011年公開のニコラス・ウィンディング・レフン監督作『ドライヴ』を観た。観ようと思ったきっかけは、大好きなゲーム『Hotline Miami』が本作の影響を受けていると聞いたから。

『Hotline Miami』のような人をブチ殺しまくるハイな映画かと思っていたら、少し違っていた。大雑把に物語を説明すると、かつて“運び屋”だった主人公・ドライバーが、惚れた女のために、彼女の夫が背負った借金を返済するうちにトラブルに巻きこまれていくというもの。
闇社会から足を洗った男が惚れた女のために再び堕ちて行くという物語フォーマットはありがちで本作もそのひとつ。印象的だったのは、淡々とした語り口。主人公:ドライバーは無口なうえ無表情、モノローグもまったく入らないから彼が何を考えているか分からない。人を殺すシーンも劇的に描かずに極めてクール。このあたり『Hotline Miami』っぽいなと感じた。とくにナイフやカミソリでサクッと殺したり、顔面をストンプするあたり。

全編に渡ってサイケデリックなダンスミュージックが使われていて、これはモロに『Hotline Miami』に影響を与えているなと感じた。好みの曲ばっかだったのでサントラほしい。