『ヒックとドラゴン』を観た
ヒックとドラゴン スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2014/09/01
- メディア: Blu-ray
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『ヒックとドラゴン』を観た。続編である『ヒックとドラゴン2』が日本未公開にも関わらず、高い評価を受けているようで、気になって観た。批評家やライターからも好評なので期待してみたが、予想以上に面白かった。ド傑作である。
映像、ストーリー何をとっても素晴らしく、エンターテイメントとして極めてレベルが高かった。ドラゴンの背に乗って大空を飛翔するシーンは疾走感バツグン。2Dアニメーションでは作画的に厳しいが、このあたり3Dならではの利点だと思った。
ドラゴンのバリエーションが豊富で飽きなかった。それぞれ特性や弱点があって、それを突くことによって撃退するあたり、ゲーム的な発想で少年心がくすぐられた。なお実際にゲーム化もされているみたい。
トゥースことナイト・フューリーがとても可愛らしかった。動きや細かい所作がリアリティをもって描かれていて、「ドラゴンが実在するならあんな感じなんだろうなぁ」と。ヒックがアスティと良い雰囲気なのを見て嫉妬するところなど、とてもチャーミングだった。
ドラゴンの島で展開されるクライマックスは圧巻だった。グリーン・デスとの死闘もビジュアル的に迫力があったし、ドラマ的には確執があった父親と和解するなど、一点集中に物語が収斂していく快感があった。ヒックが片足を失ったことには驚いたが、これほどの祝祭感を持ったラストはそうそう観たことがない。
アニメーション映画としてはかなりの名作だった。続編である『ヒックとドラゴン2』もすぐに観たい。これだけ優れた『1』に対して『2』がどのようなアプローチをしてくるのか楽しみなところ。